書籍 佐藤優「読書の技法」 など、あなたの本当の価値を引き出すおすすめ資格一覧

書籍 佐藤優「読書の技法」

書籍 佐藤優「読書の技法」

佐藤優さんは、なんと月に最低でも300冊の本を読むそうです。300冊と言えば1日に10冊!どんな読み方をしたらこんなに早く読めるのでしょうか。 そんな佐藤優さんが余すところなく読書の方法を書かれたのがこの本です。ということで今回は、その中から佐藤優流、読書の方法6つのポイントをご紹介します。

1.読書力は基礎知識で決まる

アレクサンドル・カザコフはまさに早熟の天才だった。外国語の学習のような地味な作業が嫌いなので、読書はロシア語に限られていたが、古今東西の知識に実に通暁していた。
サーシャは部屋に籠もり、ものすごい勢いで本を読む。とにかく読むのが早い。1日に学術書を700ページから1000ページくらい読む。ノートはとらない。 気晴らしだと言って、その合間に小説を読み、それが同じくらいのページ数になる。1日に20~30冊も速読で読み、内容もきっちり理解していた。しかし、それは生まれた時からそんな能力があるわけではありません。 上辺の読書量だけを真似してもまったく意味がなく、また真似することもできない。基礎知識があるからこそ、該当分野の本を大量に読みこなすことができるのだ。(中略)読書の要諦は、この基礎知識をいかに身につけるかにある。佐藤さんの読書方法は「熟読」「超速読」「速読」の3つからなります。しかし、どんなことよりも大切なのは「基礎知識」であるといいます。 逆に言えば、基礎知識さえしっかりしていれば、変な速読術など習わなくても自然に読書スピードは上がってくるのです。 それではその基礎知識はどのように蓄えるのか、それが次に述べる「熟読」が大切になってきます。

2.熟読によって基礎知識を蓄える

読者が知りたいと思う分野の基本書は、3冊もしくは5冊購入すべきである。1冊の基本書だけに頼ると、学説が偏っていた場合、後でそれに気づいて知識を矯正するのには時間と手間がかかる。基礎知識を蓄えるには基本書として3~5冊の本を熟読する必要があります。実はこの本はこの基本書の熟読に重きを置いていますこのような基本書を読み込む熟読を行っていくことで、どんどん基礎知識がたまっていき、おのずと読書力は上がっていきます。

3.超速読で読むべき本を仕分ける

超速読術は著者特有の方法で、1冊の本を5分で読まずに「見ること」です。いったいそうすることで何の意味があるのか。 超速読術の目的は2つある。ひとつは、前述したように、「この本が自分にとって有益かどうか」「時間をかけて読むに値する本かどうか」の仕分けである。

①まず、本の「はしがき」を読む。本の最初に書いてある「この本を書いた理由」みたいな項目ですね。
②目次を読む
③「あとがき」を読む
④パラパラと本文を「見る」(ちょっと気になったキーワードなどをチェック)


4.速読は熟読する本を精査するための手段

速読術は著者も言うように一番難しい方法です。しかし、著者は速読とはあくまで、熟読する本を探すための補完的な方法でしかないとおっしゃっています。 速読術とは、熟読術の裏返しの概念に過ぎない。熟読術を身につけないで速読術を体得することは不可能である。 「時間は有限であり希少財である」という大原則を忘れてはいけない。 速読はあくまで熟読する本を精査するための手段に過ぎず、熟読できる本が限られているからこそ必要となるものだ。 速読が熟読よりも効果を上げることは絶対にないのであくまで大切なのは「熟読」。著者も熟読する本は月に3~5冊だといっていました。もちろん残りの数百冊は速読。

5.速読は定規を使う

速読において時間をロスする最も大きな要因は、内容に引っかかってしまい、同じ行を何回も読み直すことだ。これを直す技法がある。 定規を当てながら速読するのだ。(中略)最終的には1ページを15秒くらいで読むのが理想だが、最初のうちは1分くらいかかっても仕方がない。定規を当てれば、誰でも1ページを15秒で読むことができる。しかし、聞くところによると、1本の線を書くとふにゃふにゃ曲がるように、人間の視線も本を読んでいるとき、結構あっちゃこっちゃいくそうです。それが「内容に引っかかって」しまう原因となるのです。 それを定規で矯正してあげるわけです。

6.速読は新聞を読むように本を読む

普通の速読においては、内容を細かく理解する必要もなければ、すべてを記憶する必要もない。内容をおおざっぱに理解・記憶し、「あの本のあの部分に、こういうことが書かれていた」「あの箇所に当たれば、あの情報が出てくる」という「インデックス」を頭の中に整理して作ることが最も重要になる。結構勘違いされている人もいるかと思うのですが、速読ができるからと言って内容を事細かに理解している必要はないのです。著者も言うようにそれは「ムリ」だし「ムダ」だそうです。 そこで「インデックス」を頭の中に作っておけば、必要なときは本を読みかえすだけでいいですね。 新聞も、端から端までじっくり読むような読み方をしていたら、それで1日が終わってしまう。 ざっと見出しを見て当たりをつけ、どれを読んでどれを読まないかを判断する。そのうえで、既存の情報は適度に飛ばし、必要な未知の情報だけを拾い読みする。その原理を読書にも応用するのだ。

まとめ

佐藤さんの読書にかける意気込みは大変すごいものを感じます。これを読んだだけで読書へ気持ちを高めることができましょう。実践が重要だと思います。基礎知識に関する言及は重要な示唆が含まれていると思います。これからのグローバル時代、基礎知識(教養)の重要性は明白です。


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